■フランスに見る暮らし方の提案 vol.1
フランスというと何をイメージされますか?
ワイン、カフェ、料理、ファッション・・・五感を全て満たしてくれるような、お洒落な暮らし方のトレンド発祥のように感じませんか?
世界都市であるパリが私達の抱くフランスのイメージをそうさせているのだと思います。パリは東京やニューヨークなどと同じ世界最高水準の都市。でもパリ以外のフランス時間はとてもゆったりとしています。パリ=フランスではなく特別な街だと私は思います。
水戸でレッスンを始めて10年になりますが、私の暮らしのヒントはフランスから始まりました。初めて訪れたのが17年前。絵画から受けた色彩の影響、建築物やインテリアそして食卓風景や暮らし、花や料理にお菓子、更にフランス・マダムに習う生き方まで興味が及び日本の暮らしの中で提案できるフランスの衣食住を独自に探求しています。長い時間をかけて築かれた文化があるからこそ素敵なのですね。
新しいモノや他人に流されてしまう傾向の日本人、今この時だからこそ見習うべき所が多々あります。
レッスンの中でもご紹介している事ですが、フランス人は自分にあったお洒落をします。世界に名を馳せるブランドは国民にとっての誇り。しかし、そのブランドを身につけられるだけのステイタスがないと決して高価なブランドを身につけたりしません。
フランス人のファッションへの拘りはブランドで自分自身を飾ることはせず、ブランドを誇りに思う気持ちと同様自分自身にも誇りを持てる暮らしやお洒落をしているかどうかなのです。
高価なブランド品で身を包まなくても、今現在の自分の生き方に見合った等身大のファッションに誇りをもつ。だから、街行く人がみんなお洒落に感じられるのです。
自分だけのオリジナルを大切にする生き方。そして親からの自立!!
これこそが誇り高い品のあるオーラです。素敵な女性を目指しましょう!
machico 創刊号 2009年7月1日刊