ZEN

1998年頃にフランスから始まった日本の禅を意識した”ZEN”ブーム。
その人気は衰えることなく、今なおショップやディスプレイなどに活かされています。

■ZEN
日本人の精神である”禅”。その世界観、それは”詫び・寂び”です。
欧州でZENブームが起こった時に、その美しさは無駄なく簡素化されていることに対する”静寂の美”がモダニズムに結びつき、もてはやされました。
「起きて半畳、寝て半畳」という禅の言葉がありますが、人一人が生活するのに占める所はせいぜい半畳か一畳で足りうるという意味です。足りるだけの食事、衣類、生活の一切の無駄を省き、むさぼる事を排除しています。この精神は禅寺に見られる庭や華道、茶道、伝統芸能などの世界に今なお受け継がれています。
昨今の不景気でシンプルなライフスタイルを求めていく考え方に合致し、逆輸入された現代の「禅」が新しい形で私達に影響力を与えています。

●苔玉のディスプレイ
盃杯に苔ボールを乗せただけの手軽なセンターピースです。ジャパネスクモダンを身近に楽しめます(写真)。

ZEN

●2月7~15日より東京ドームにおいて、「暮らしを彩る器展2004」が開催されます。日本の名窯・世界陶磁器紹介、多彩なテーブルセッティングを通して食卓が与える本当の豊かさを見ることが出来る祭典です。
興味をもたれた方は、ぜひ足を運んでみてください。

住宅通信 2004年02月号・Relax Essay

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