「元旦1・1」「上巳3・3」「端午5・5」「七夕7・7」「重陽9・9」を五節句といいますが、一桁の数字が並ぶ日だとお気づきでしょうか。
今回は間もなくやってくる子供の日についてです。
■5月5日について
「国民の祝日に関する法律」を見てみると’こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日’とありました。
こどもの日とだけ認識していた方が多いと思いますが以外にも、この日は「母の日」でもあったわけです。
◆端午の節句
別名、菖蒲(尚武)節句ともいいます。
武士道の精神から菖蒲を勝負とかけ、男子の勇ましさを願い健康・出世を祈るようになりました。
季節の変わり目でもあるこの時期、病気をしないよう菖蒲の薬効を生活の一部に取り入れていたようです。菖蒲湯、菖蒲酒、菖蒲枕。五感からその効果を得ていたようです。また、軒下に菖蒲を飾り厄祓いもしていたようです。
そんな古(いにしえ)からの風習を思いながらGWのラストの食卓を楽しみながら菖蒲によって癒されてください。
ミロトム 鈴木沙和子
住宅通信 2004年05月号・Relax Essay