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七夕は星のまつり

子供のころ短冊に願いを書き、笹につるし飾っていた七夕。
今ではそんな風景も少なくなりました。
今回は七夕の由来と、当日にいただく食などをご紹介します。

■七夕は星のまつり
「七夕」でみなさんが思い浮かべることはどんなものでしょうか。
実は七夕というのは、乞巧奠(きこうでん)という、中国の星まつりを指す行事が日本に伝わったものです。
庭先にテーブルを持ち出して、その上へ菓子七品、針七本、五色の絹糸などをお供えしています。京都では、いまも公家の流れをくむ冷泉家で受け継がれています。日本で一般に伝わったのは江戸時代と云われています。
当時、裁縫や習字、和歌などの習い事が流行し、針や絹糸を供え、裁縫、和歌、習字の上達を願い、七夕飾りの笹竹は高さを競い合ったとも云われています。
また、この星まつりの際は、古代中国哲学の陰陽五行説からとった赤・青・白・黄・紫(または黒)の五色を使った七夕飾りを前日に飾り、当日は裁縫の糸や天の川を連想させる素麺と季節の野菜、果物などを庭先やベランダに飾ります。
奇数の重なり合う日、五節句を紹介します。一月一日(人日)、三月三日(上巳)、五月五日(端午)、七月七日(七夕)、九月九日(重陽)。季節的にも節目であり、邪気を祓う日でもあります。「神」と「人」が食事を共にということで、昔からこの日は土地に根ざしたものをお供えしていました。
今年の旧暦の七夕は八月四日です。みなさまもぜひ、星に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

七夕は星のまつり
今日は五色の素麺をいただきます。

住宅通信 2003年07月号・Relax Essay