重陽の節句「菊の節句」

「万物は木・火・土・金・水の五つの要素で形成されている」という古代中国の五行説に由来する五節句。
今回はそのうち9月の節句をとりあげてみます。

■重陽の節句「菊の節句」
重陽の節句、9月9日は「栗の節句」ともいわれる日です。またこの日は「お九日(おくんち)」といって、収穫祭の一環とする風習もあるそうです。
「お九日」は9月9日を神の日、19日を農民の日、29日を町民の日などと呼んで、お神酒に菊の花を添えて餅をつき、栗飯を炊いて神に感謝する尾稲の刈りあげの祭りだそうです。
さて今回は、そんな菊の節句に相応しいハレの日のテーブルコーディネートをご紹介します。テーブルスタイルは、和と洋の出会い(クロスオーバー)の食卓です。このように、全く異なる2つの要素をまとめ上げ1つのスタイルを作り上げる手法をクロスオーバーといいます。
異種混合、異文化、異素材、そして和と洋を融合したスタイルは現代風のスタイルともいえます。テーブルトップを選ぶ際にはどちらをメインにするかバランスを計算しながら行う事が洗練につながります。

重陽の節句「菊の節句」
夫婦で楽しむ重陽の宴

コーディネイト/ミロトム中級・大沼裕子・安田典子

 

住宅通信 2004年09月号・Relax Essay

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